消費税申告書の作成にあたりまして、
久しぶりに連立方程式を解きました。
高校生の時以来だと思います^_^;
消費税5%のときは税抜売上高に5/105を
掛けると仮受消費税が算出できたのですが、
5%と8%が混在すると簡単には計算できない
場合が出てきます。
弥生会計で入力したデータなら弥生会計で
消費税申告書まで作成できますので問題ありませんが、
他のソフトで作成されたデータで連立方程式を
解かないと5%の売上と8%の売上の金額が
算出できない場合があります。
例えば、税抜きの課税売上高が83,438,691円、
仮受消費税が5,378,458円の場合、
課税売上高の83,438,691円のうち消費税率5%の
売上がいくらで、消費税率8%の売上がいくらかを
計算しないと消費税の申告書が作成できません。
この場合、連立方程式を解くしかありません。
x = 5%の課税売上高(税抜)
y = 8%の課税売上高(税抜)
x + y = 83,438,691円
0.05x + 0.08y = 5,378,458円
この連立方程式を解きます。
y = 83,438,691円 - x
0.05x + 0.08(83,438,691円 - x)=5,378,458円
0.05x + 6,675,095円 - 0.08x= 5,378,458円
0.03x = 1,296,637円
x = 43,221,233円
y = 83,438,691円 - 43,221,233円 =40,217,458円
ということで、
消費税率5%の課税売上高(税抜)は、43,221,233円
消費税率8%の課税売上高(税抜)は、40,217,458円
という計算ができました。
消費税率5%と8%と10%が混在すると
x y z を使った連立方程式を解かないと
いけないケースが出てきそうですね。
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